院長 中山 眞一
医療法人相生会 宮田病院は、平成7年に開院し、やっと二十余年が経過したばかりの病院です。スタッフ全員が地域の医療センターとして病院が発展できることを夢見て、毎日張り切って仕事に励んでいます。
病院理念として「誠実さと温かい心で信頼される病院」を掲げていますが、まさにこの言葉の実現に向けて努力中です。
宮若市は平成18年の市町村合併により、福岡県内で25番目の新市となりました。市にはトヨタ自動車の九州工場を有し、自動車関連産業も進出し、これまで農業が主体であった地域が、新たな息吹と将来の明るく調和のとれた市へと生まれ変わることが期待されています。
当地は筑豊地域の北端に位置しますが福岡市と北九州市のほぼ中間に位置し、都会の喧噪から少し離れて、じっくりと医療を実践することができる地域です。
また当宮田病院は宮若市にあって、唯一の救急一般病院でもあり、地方にあっても都会に出て行く必要のない質の高い医療を常に供給できることは、地域における責務であると思います。同時に都会にはない心暖まる医療の実践にも心がけています。
相生会宮田病院が目指しているのは、何よりも患者様との信頼関係を大切にした、親しみやすく安心できる地域の中核病院です。
名称 | 医療法人相生会 宮田病院 |
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所在地 | 〒823-0003 福岡県宮若市本城1636番地 →アクセスはこちら |
敷地面積 | 13,246㎡ |
延床面積 | 10,080㎡(RC・一部S造 5階建) |
許可病床数 | 218床 (一般52床、地域包括ケア病床33床、回復期リハビリテーション51床、医療型療養82床) |
院 長 | 中山 眞一(医学博士) |
医師数 | 内科:5名、整形外科:2名、外科:5名、リハビリテーション科:1名、小児科:1名、放射線科:1名、耳鼻咽喉科:1名、泌尿器科:1名 合計17名(2017年5月現在) その他非常勤医師 |
研修指定 | 日本外科学会研修指定病院 |
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福岡県集団検診協議会 | 胃癌検診精密検査実施医療機関 大腸癌検診精密検査実施医療機関 肺癌検診精密検査実施医療機関 乳癌検診精密検査実施医療機関 肝臓癌検診精密検査実施医療機関 骨粗鬆症検診精密検査実施医療機関 前立腺癌検診精密検査実施医療機関 |
平成7年4月1日 | 医療法人 相生会 宮田病院 開設 一般病床187床 療養型病床65床 全252床 MRI導入 |
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平成9年9月 | 老人デイケア開始 定員30名 |
平成9年10月 | 療養病床増床 一般病床122床 療養病床130床 全252床 |
平成10年7月 | 療養病床120床に変更 一般病床122床 療養病床120床 全242床 |
平成11年4月 | 直方鞍手医師会入会(直方鞍手地区二次救急輪番制病院) 骨密度測定装置、ヘリカルCT導入 |
平成11年8月 | 老人デイケア 定員60名に変更 |
平成12年4月 | 介護保険法施行に伴う変更 一般病床122床 医療療養病床32床 介護療養病床88床 全242床 老人デイケア→通所リハビリテーションに呼称変更 |
平成13年4月 | 労災保険二次健診等給付医療機関指定 |
平成15年9月 | 救急告示病院指定 |
平成16年4月 | リハビリ施設および病棟増築(2階病棟~4階病棟) |
平成16年11月 | 総合リハビリテーションA施設認可 |
平成17年3月 | 特殊疾患療養病床開設 一般病床92床 特殊疾患療養病床30床 医療療養病床32床 介護療養病床88 全242床 |
平成17年4月 | 日本医療機能評価認定 |
平成17年9月 | オープン型MRI装置導入 |
平成18年4月 | 総合リハビリテーション施設認可 脳血管疾患・運動器・呼吸器リハビリテーション(Ⅰ) |
平成19年4月 | 亜急性期入院病床6床開設 |
平成19年5月 | 64列マルチスライスCT導入 |
平成19年8月 | 医療療養病床増床 一般病床92床 特殊疾患療養病床30床 医療療養病床60床 介護療養病床60床 全242床 |
平成20年4月 | 特殊疾患療養病床30床辞退 全病床数を240床に変更 一般病床120床 医療療養病床60床 介護療養病床60床 全240床 |
平成20年6月 | 回復期リハビリテーション病床26床開設 一般病床120床 回復期リハビリテーション病床26床 医療療養病床34床 介護療養病床60床 全240床 |
平成20年10月 | 経鼻内視鏡(胃カメラ)導入 |
平成22年2月 | 全病床数を235床に変更 一般病床94床 回復期リハビリテーション病床26床 医療療養病床115床 全235床 |
平成22年3月 | 回復期リハビリテーション病床増床 一般病床94床 回復期リハビリテーション病床55床 医療療養病床86床 全235床 |
平成23年2月 | 2010年度 福岡県子育て支援宣言企業として福岡県知事表彰を受ける |
平成23年7月 | 入院透析開始 設備:透析用ベッド2台 個人用コンソール2機 |
平成24年6月 | 回復期リハビリテーション病床変更 一般病床94床 回復期リハビリテーション病床51床 医療療養病床86床 全231床 |
平成24年12月 | サ高住 山桜開設 関連サービス : 宮田病院附属山桜クリニック、山桜クリニックデイケア 宮田病院ケアプランサービス みやわか訪問看護ステーション みやわかヘルパーステーション |
平成25年4月 | 透析室増設 設備:透析用ベッド14台 コンソール14機 個人用コンソール2機 |
平成27年8月 | 地域包括ケア病棟開設 一般病床60床 地域包括ケア病床33床 回復期リハビリ病床51床 医療療養病床86床 全230床 |
平成28年2月 | 電子カルテシステム稼働 |
平成28年7月 | MRI更新(1.5T) |
平成28年8月 | CT更新(128S) |
平成30年7月 | 病院改修工事(厨房移転、病棟・外来改修、トイレ改修、透析拡張、会議室新設) |
令和1年6月 | 病床数変更 一般病床52床 地域包括ケア病床33床 回復期リハビリテーション病床51床 医療療養病床82床 全218床 透析室増設 設備:コンソール20機 個人用コンソール1機 |
種 別 | 2018年 | 2019年 |
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・内視鏡検査施行件数 | 1596 | 1268 |
・救急車受入件数 | 771 | 757 |
・手術件数 | 261 | 352 |
[ 胸部 ] | 2 | 4 |
[ 胃 ] | 13 | 5 |
[ 大腸・直腸 ] | 15 | 13 |
[ 胆道(LC) ] | 25 | 22 |
[ 肝 ] | 0 | 2 |
[ 肛門 ] | 1 | 3 |
[ 乳腺 ] | 5 | 9 |
[ 虫垂・ヘルニア ] | 25 | 37 |
[ 血管 ] | 16 | 129 |
[ その他 ] | 98 | 89 |
[ 整形 ] | 45 | 26 |
[内視鏡胃瘻造設 ] | 16 | 13 |
[ 全身麻酔例 ] | 93 | 97 |
1階は外来、リハビリ、放射線、検査部門などが配置され、病棟は2階~5階に分かれます。2・3階は一般病棟として運営され、急性期疾患が主となります。4・5階は慢性期(療養主体)の患者様が対象となり、地域における医療、療養のシームレスな運営を心がけています。 また、2008年に回復期リハビリテーション病棟(26床)を開設し、2013年現在51床に増設、2015年8月には地域包括ケア病棟を開設し、更に地域医療のニーズに応えています。
充実した医療機器と、それを使いこなす優秀な医療スタッフによって、病気の早期発見、早期治療、早期回復を目指しています。
当院のCT装置はH28年の9月より稼働する最新鋭のPHILIPS社製の装置です。大きな特徴は、【低被曝】で撮影を行い【短時間】で検査を施行し、【高精細[以前の2倍]】な画像を提供します。被曝に関しては、以前の装置と比較しても、平均でおよそ30~40%以上の被曝量低減を行いつつ、以前よりもより高精細な画像を提供できるようになりました。X線の感受性が高いお子様や若い方でも、安心して検査を行っていただけます。
また、他検査よりも体に影響が少ないと言われている冠動脈CT[心臓解析含む]や大腸CT[CTコロノグラフィー]なども積極的に行っており、以前に比べて精度が格段に向上しました。
当院のMRI装置はH28年の7月より稼働するPHILIPS社製の上位機種の装置です。MRIとはMagnetic Resonance Imageの略で日本語では磁気共鳴画像といい、強力な磁石と電波を用いて体内の状態を断面像として描写する検査です。脳や脊髄、臓器、腫瘍、関節、軟骨、軟部組織などの撮影にすぐれており、さらに血流を画像化することができるため、造影剤を使用せずに血管の状態を知ることができます。この装置は、最新撮像技術が搭載されており、すべての撮像領域において、旧来の機械とは次元の違う高画質が得られるシステムとなっています。また心臓領域の検査、VSRADによる早期アルツハイマー型認知症の診断の支援が可能となりました。
X線テレビ透視検査では、腹部や血管の様子がX線を用いリアルタイムな画像を撮像出来る検査です。当院では、肝癌に対する肝動脈塞栓療法[TAE]や腹部~下肢動脈疾患等を対象に検査を行っています。また、皆さんに馴染みの深い検査では、胃透視検査等があります。造影剤を使ってより詳しい情報が得る事も出来ます。
最近では、乳がんを扱うメディア報道も多く、年齢に関係なく関心を持つ方が多いのではないでしょうか?この検査は「乳がん」の早期発見に有効とされており、乳房のしこりや石灰化が良性か悪性かを診断するのに役立ちます。当院では必ず女性技師が検査を担当します。また、撮影時は患者様に検査着をご着用いただき、肌の露出を最低限で行うよう努めております。安心して検査を受診して下さい。また、地域での唯一の乳房X線撮影装置として、一般検診と協調して利用されています。一般検診のみではなく、宮若市の地域検診でも活躍しています。乳房で少しでも気になる事がありましたら、放射線科窓口へお気軽にお問い合わせ下さい。
高齢化社会に伴い、骨粗鬆症の患者様は年々増加し、骨折の原因となる骨粗鬆症への関心が高まっています。健康で安心した老後を過ごすためには、定期的な検査が大切で、最も有効な手段です。
当院のX線骨密度検査は、ベッドの上に仰向けになって、2種類の低エネルギーX線を目的部位(腰椎や大腿骨)にあて、骨の密度を測定します。腰椎と大腿骨の2方向で撮影するため、より正確に骨粗鬆症や骨折のリスクを判定できます。痛みも無く、短時間で測定でき、息止めも不要な為、患者様に優しい検査になっています。測定値を同世代の標準値と比べ、どのくらいの値なのかを知ることで、女性に圧倒的に多い骨粗鬆症を未然に防ぐことが出来るかもしれません。また、一目で分かる結果レポートも患者様に好評を得ています。
虚血性心疾患の診断と経過観察に必須です。エルゴメーター式にして膝への負担を軽減しました。
2019年6月に透析室を増築しました
ベット数が17床から21床になり、通常の透析治療のほかに新たな治療モードを搭載した機械を新規に4台導入し、従来の治療法に加えI-HDF(間歇補充型血液透析濾過)という治療を選択する事が可能になりました。
I-HDFでは従来の透析に比べ血圧の低下が穏やかであり、透析後の「きつさ」や「足のつり」も軽減されるという報告がされています。
当院では血液透析、オンライン血液透析濾過、I-HDFの選択が可能となり、外来の患者様はもちろん入院の患者様の状態に合わせ無理のない安全な透析治療の提案を行っています。
また2019年6月より難治性腹水に対する治療としてCART(腹水濾過濃縮再静注法)も開始しました。
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